糖質量の上限を知る
まずは自分の標準体重・1日の摂取カロリー・1日の糖質量を知ることが重要で、特に糖質量を意識するとHbA1cを効果的に下げることにつながる。
下記のシュミレーションに身長(m)を入力し、活動量を選択すると結果が表示される。
夫の場合、身長1.7mで身体活動量は「軽労働」なので
標準体重:63.58kg
1日の摂取カロリー:1780kcal
1日の糖質量:267g
となる。
ただし、これはあくまでも健康な人の標準値。
糖尿病の場合の糖質量は標準の半分程度に制限するのが望ましい、という記事をネットでよく見かける。
267gの半分は約130gだが、今までさんざん甘いものを食べていたのでいきなり減らすのは良くないだろうと考え、1日当たりの糖質量を150gまでとした。
1食当たりの糖質が50gとなるので、これなら無理なく出来る範囲ではないだろうか?という判断ではじめてみた。
主食は2回まで
主食であるパンや米、麺類などを制限するだけでも糖質はかなり抑えられる。
白米1膳(160g)で糖質が55~60gあるので、これを半分にするだけでも糖質制限になる。
小麦粉の場合、重さの8割弱が糖質、じゃが芋なら中サイズを3つ食べれば白米1膳分と同じ糖質、など基本的な知識があれば1日のうちで糖質制限が出来るようになる。
例えば昼にラーメンを食べたのなら、夜はおかずのみで主食は食べないなど。
そのためにも普段食べているものにどれくらいの糖質が含まれているのか知る必要はある。
以前の記事「糖尿病と言われて最初にした食事改善!」で、糖質の多い食品を紹介したが、我が家ではこれらを避けたり低糖質なものに置き換えることで糖質制限し、それ以外は意識せずに量も制限することなく食べている。
1日当たりの糖質が150gとガチガチに計算して食べているわけではなく、なんとなくこのくらいだろう?というざっくりした制限しかしていない。
朝はパンまたはシリアル、昼や夜どちらかの主食はキャベツ。
白米をやめて低糖質な玄米にしたが昼か夜のどちらかに1度食べる程度にしている。
つまり、1日のうち2回しか主食は食べない。
野菜にもある程度は糖質が含まれているし、調味料にも糖質は含まれるので主食を食べなくても糖質は摂っている。ただ白米をやめて玄米にしたことで糖質がかなり減るので、おかずに関しては深く考えず普通に食べている。
上限を意識する
基本的には糖質150gを守れるように努力はするが、最悪でも標準値の267gを上回らないように意識することで「これ以上は食べたらダメだな」という意識を持つことができる。
今までは無制限に甘いお菓子やジュース、米やパンや麺類といった糖質の多い食品ばかり食べていたが、上限があることで「これはやめておこう」と自制できるようになったことが大きい。